「他人を信じられない」
その根源は”自分を信じられない”ことから始まる。
今回は、
夏目漱石『こころ』の一節から教えられた
「信じること」について、
思ったことをまとめてみました✨

『こころ』夏目漱石
お話の中で、先生がこんな言葉を残します。
自分で自分が信用できないから、人も信用できないようになっているのです。
自分を呪うより外(ほか)に仕方がないのです。
私はこの言葉がとても印象に残っています。
というのも、私自身がまさに
-
自分を信用できない
-
何にも自信が持てない
-
相談すら「私だけ特別できないのかも…」と不安でためらってしまう
そんな状態で、行き詰まっていたからです。
人はこれまでの経験や記憶を感覚的に覚えていて、そこから小さな「トラウマ意識」を抱えているものなのかもしれません。
子どもの頃の何気ない冷やかしや、
家族からのちょっとした扱い。
そうした出来事が、無意識に
「自分を信じられない感覚」を作り出すことがあります。
私たちは、そこからどうやって
「自分を信じる」一歩を踏み出せばいいのでしょうか?
私が試した一歩
私は失望されたり、
迷惑になるかもという怖さを抱えながら、
人に頼ってみました。
人に頼るというのは、その時の私にとって、
とてつもなく高いハードル。
崖から飛び降りるかのような勇気を出して、
「行き詰まっていて、自分ではどうしたらいいのかわからない」と伝えてみたんです。
それも泣きながら。
とても不恰好だったに違いありません(笑)
でも、私の不安とは裏腹に、
相手は優しく受け止めてくれ、
寄り添って話を聞いてくれたんです。
もちろん、世の中には厳しい人もいます。
誰しもがこんな親切な人ばかりではない。
けれど、思っていたよりも
「優しく支えてくれる人」もいる。
それを体験できたことで、私の中に小さな安心と
「自分、ちゃんと伝えられたじゃん!」という
自分を信頼する気持ちが芽生えました。
🌱自己肯定感を育てるヒント
・不安ごとでも、まずは小さく人に伝えてみる
…頼る経験は「人は思ったより敵ではない」と気づかせてくれます。
・相手の反応=自分の価値ではないと意識する
…冷たくされても、それは相手の都合。
あなたの存在や考えを否定するものではありません。
・「受け止めてもらえた」体験を覚えておく
…その記憶が、次の挑戦の支えになります。
行き詰まったとき、先が見えないとき。
先生の言葉にあるように、
自分を責めるだけでは前に進めません。
「小さく誰かに頼ってみる」ことが、
自己肯定感を育てる光の一つになるのだと思います。
あなたは最近、「勇気を出して頼ってみたこと」はありますか?


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