「仕事で失敗したらどうしよう」
「嫌われたらどうしよう」
「災害が起こったらどうしよう」
「上手くできなくてバカにされたらどうしよう」
こんなことを考えて、
夜も眠れなくなったことはありませんか?
私は…もちろんあります(笑)
夜中に突然地震のことを考えてドキドキしたり、
仕事のことを想像して胃が痛くなったり。
ちょっとした相手の態度で「嫌われてる?」と思い込んだり、
挑戦するたびに「失敗したらどうしよう」って
結局何もできずに終わったり。
考えないようにしようと思うほど、
頭の中でグルグル回ってしまうんですよね。
そんな自分がイヤになって、
もっと落ち込む。
同じような人、きっと多いと思います。
どうして心配ばかりしてしまうのか?
これって実は、とても自然なことなんです。
私たちの脳は昔から
「危険なことが起きないように先に考えて備える」
という働きをしてきました。
だから心配することは、
ある意味では普通のことなのです。
でも現代では、本当の危険よりも
「頭の中で想像する危険」の方が
ずっと多くなってしまいました。
だから頭の中で心配ばかりが
大きくなってしまうんですね。
「考えない」は無理。でも「付き合い方」は変えられる
「心配しないようにしよう…!!」と思うと、
逆にその心配ばかり考えてしまいませんか?
これは「白いクマのことを考えないで」と言われると、
余計に白いクマが頭に浮かんでしまうのと同じです。
大切なのは、心配を完全に止めることではなく、
心配との付き合い方を変えることです。
実は、心配事の9割以上は起こらない!
これは知っている方も多いと思います。
大学の研究で分かったことで、
心配ごとの9割は実際には起こらないそうです。
別の研究では96%は起こらないという結果も出ています。
つまり、今あなたが心配している
「仕事の失敗」「嫌われること」などのほとんどは、
実際には起こらない可能性がとても高いのです。
これは「きっと大丈夫だよ」という慰めの言葉ではなく、
ちゃんとした研究で分かった事実。
でも、頭では分かっても、
心はそう簡単に納得してくれませんよね…。
今すぐできる3つの方法
1. 心配事を書いて、1ヶ月後にチェック
参加者に心配事を10日間書いてもらって
1ヶ月後に「実際に起こったか」をチェックするという研究があります。
この方法がとても効果的だったようです。
・1ヶ月後に見返して「実際に起こったか」をチェック
・起こらなかったものに○印をつける
これを続けると
「割と心配事って起こらないんだなぁ」と実感できます。
2. 心配を「動け!のサイン」として使う
心配は脳からの「何かしなさい!」というメッセージ。
何もしないでいるほど心配は大きくなって、
何か行動すると小さくなります。
最近の朝ドラ「あんぱん」にもありましたが、
『全力で走れ、絶望に追いつかれない速さで』
まさしくこの言葉なんだと思います。
・仕事が心配→不安な部分を追加で準備する、先輩に相談する
・嫌われるのが心配→相手の様子を見る、自分から話しかけてみる
小さなことでいいので、何か1つ行動してみてください。
少しづつ心配や不安が減るのを感じるはずです。
3. 5分間、思ったことをなんでも書いてみる
心配事や不安なことを紙に書き出すだけで、
心がスッキリすることが分かっています。
(私もたまにやりますが、感情を客観視できてオススメです)
・字が汚くても、誤字があってもOK
・誰にも見せないので何を書いてもいい
頭の中でグルグル回っていた考えが、
紙に書くことで外に出て、心が軽くなります。
最後に
心配になってしまう自分を責めなくて大丈夫です。
それは、あなたが物事を真剣に考えている証拠でもあります。
大切なのは、心配と上手に付き合いながら、
今この瞬間を大切に過ごすことです。
一人で抱え込まず、信頼できる人に話したり、
辛いときは専門家に相談することも大切な選択肢です。
あなたの心が、少しでも軽やかになりますように😌🍀



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