はじめに
「友達はいるけど、本当に悩みを相談できる人がいない」
「恋人はいるけど、心から信頼できておらず、すぐ不安になってしまう」
「家族との関係も、あまりうまくいっていない」
現代は人とのつながりが表面的になりがちで、
「本当に信頼できる人がいない」という
孤独感を抱えている方が意外と多い。
読んでくださってる方の中には、
「絶対に人なんて信頼できない」
「裏切られるのにはもう疲れた。一生ひとりで生きていくんだ!」
って思ってる方もいるかもしれません。
私も人生で何度も裏切られたと思ったことがあるし、
「信頼関係なんて築けるわけがない」そう思いたくなる気持ちがよくわかります。
でも、やっぱり一人で生きていくことって難しい。
現実世界で超ボッチでも、SNSなどで繋がりを探してしまいませんか?
私は本を読み漁ってましたが、どこかに仲間がいないかな…
気持ちを分かってくれる人がいないかな?って結局思っちゃうんですよね。
「信頼できる人」が一人でもいれば
困難なことを乗り越えるのが、
ひとりで頑張るよりずっと楽になると思うんです。
なので今回は、
実践できる「信頼関係の作り方」を考えてみました。
信頼関係がある人生とない人生の違い
私が今までの経験を経て思うのは、
信頼関係は「運良く出会える」ものではなく、
意識的に築いていくものだということです。
信頼できる人がいる人生
- 辛いことがあっても「話せる人がいる」という安心感
- 職場や学校で嫌なことがあっても「帰る場所」がある
- 失敗しても「味方がいる」と思える
- 自分らしくいられる時間と場所がある
信頼できる人がいない人生
- 悩みを一人で抱え込んで苦しむ
- 表面的な付き合いばかりで心が満たされない
- 孤独感に悩まされる
- 本当の自分を出せる場所がない
この差は、人生の幸福度に大きく影響します。
信頼関係を築く9つの具体的な方法
1. 絶対に嘘をつかない
小さな嘘も積み重なれば信頼を失う
「遅刻の理由をごまかす」
「都合の悪いことを隠す」
「見栄を張って事実と違うことを言う」
こうした小さな嘘は、
どうせ後でバレて大変なことになります。
そして一度失った信頼を取り戻すのは、
築くよりもはるかに困難なのです。
正直でいることの効果
- 相手も正直になってくれることが多い
- 「この人は嘘をつかない人だ」という安心感を与えることができる
- 自分自身も楽になる(嘘を覚えておく必要がない)
2. 感謝・挨拶・お礼を必ず言葉にする
当たり前のことこそ、言葉にする
家族だから、恋人だから、親しい友人だからこそ、
感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。
思っているだけでは決して全て伝わりません。
・「ありがとう」「助かった」などのお礼
・「大好き」「愛してる」などの愛情表現
・「お疲れさま」などのねぎらい
なぜ言葉にするのが重要か
- 相手の存在や行動を認めていることが伝わる
- 感謝されると相手も嬉しくなる
- 良い循環が生まれていく
3. 基本的にご機嫌でいる
あなたの機嫌が関係性を左右する
これは「常に笑顔でいろ」ということではありません。
感情の浮き沈みは誰にでもあることなので安心してください。
でもその感情をいきなり、
直接の原因でもない人にぶつけることは
その場の空気を悪くします。
空気はそのまま周りに感染し、
やがて自分に返ってきてしまうのです。
そうならない為にも、
自分の感情をコントロールして、
できるだけ穏やかな状態でいることが大切です。
ご機嫌でいることの効果
- 相手がイライラしていても、
優しい雰囲気でそばにいるとイライラが収まってくる - 一緒にいて心地よい人になり、場の空気もよくなる
- 自然と穏やかな人が集まってくる
ご機嫌でいるコツ
- 自分の機嫌を観察の対象にする
- 相手の機嫌に振り回されすぎない
- 疲れている時は無理しすぎない
4. 目を見て話す・聞く
相手への敬意と関心を示す最も基本的な方法
スマホを見ながら、テレビを見ながら、
何かをしながらの会話では、
深い信頼関係は築けないと感じます。
目を見ることの効果
- 「あなたを大切に思っています」というメッセージが伝わる
- 相手の表情から感情を読み取れる
- 自分の気持ちも相手に伝わりやすくなる
- 「この人は真剣に私の話を聞いてくれる」と思ってもらえる
実践のコツ
- ずっと見つめ続ける必要はない(相手が緊張してしまう)
- 話している時は相手の目を見る
- 聞いている時も適度にアイコンタクトを取る
- 重要な話の時は特に意識する
こんな時は特に重要
- 感謝や愛情を伝える時
- 謝罪をする時
- 相手が悩みを相談してくれた時
- 「大丈夫?」と声をかける時
5. 空気を察知して、境界線は守る
相手の感情に敏感になる
感情の状態を察知することは重要です。
相手は今、どのくらいの感情レベルかな?と考えます。
- 落ち込んでいる
- 怒っている
- 悲しそう
- イライラしている
最終ボーダーラインを超えないこと
相手に合わせすぎて、
自分を犠牲にするのは健全ではありません。
だからといって、
相手のボーダーラインを考えない
コミュニケーションでは信頼は生まれません。
「あ、そろそろヤバそう」
「これは冗談じゃなく本気だな…」
と相手のボーダーラインを考えて話す、
行動することも大切です。
5. 自分が悪い時はすぐに謝る
プライドより関係性を大切にする
世の中には、プライドなのか信念なのか、
絶対に非を認めない人も居ますよね?
でも勘違いしてはいけないのが、
「間違いを認めることは弱さではなく、強さ」ということ。
・具体的に何が悪かったかを認める
・同じことを繰り返さない努力をする
・タイミングを逃さない(すぐに謝る)
6. 相手の興味に心から付き合う
「思いっきり楽しむ」がポイント
自分には興味のないことでも、
大切な人が好きなことなら
一度は一緒に楽しんでみる努力も必要です。
- 恋人の趣味の映画を一緒に見る
- 家族の好きなスポーツ観戦に付き合う
- 友人の推しアイドルの話を聞く
「付き合ってあげてる感」を出さない
思いっきり楽しもうとすれば、
本当に楽しくなってくるものです。
相手もあなたが楽しんでくれていることを感じ取って、
嬉しくなるはず。
やってみて、やっぱり苦手だったということもありますよね?
そのときは素直に相手に伝えます。
あなたが一度は理解しようと取り組んでくれたことで、
相手は自然と、あなたの意見も尊重したくなります。
7. 自分の本当に嫌なことは伝える
我慢しすぎは関係を壊す
何でも我慢していると、
いつか爆発してしまいます。
本当に嫌なことは、きちんと伝えましょう。
伝え方のコツ
- 感情的にならず、冷静に話す
- 「あなたが嫌い」ではなく「この行動が嫌」と具体的に
- 代替案があれば一緒に提示する
例: 「しばらく一緒に過ごして分かったけれど、
私には一人の時間が絶対に必要なの。
だから週末は2時間だけでも一人で過ごす時間をもらえると嬉しい」
8. 愚痴る時は必ず前置きをする
「辛いことがあったから聞いてほしい」と伝えてから話す
これは信頼関係を維持するための重要なマナー。
相手にも、あなたの感情を受け止めてもらう準備が必要です。
なぜ前置きが必要か
- 相手に心の準備をしてもらえる
- 愚痴を聞くことへの同意を得られる
- 突然の感情の嵐で相手を困らせない
・「愚痴になっちゃうけど、話を聞いてもらってもいい?」
・「相談があるんだけど、今大丈夫?」
前置きの効果
- 相手が「力になりたい」という気持ちで聞いてくれる
- あなたの気遣いが相手に伝わる
- お互いにとって心地よいコミュニケーションになる
9. 信頼の考え方
信頼関係の核心
「信頼してたのに裏切られた」
「そんなことする人じゃないと思ってたのに」
そういった”裏切り”というものによって
人を信頼できないといった感情が生まれると思います。
”裏切り”とは
自分の中で相手を”想像”していた部分と
”現実”とのギャップがあった時、
裏切られたという感覚が湧きます。
自分の想像と違ったときに、
「あぁ、それも相手の一部なんだ」と
受け入れることができる
=信頼なのではないかと思います。
受け入れられる範囲は人によって違います。
色んな人と交流することで、
自分の受け入れられる範囲が分かってきます。
信頼関係が築けない人の共通点
やりがちなNG行動
- 都合の良い時だけ連絡する
- 自分の話ばかりする
- 約束を軽々しく破る
- 相手の秘密を他人に話す
- 感情の起伏が激しすぎる
- 依存しすぎる、または突き放しすぎる
考え方のクセ
- 「相手が先に行動すべき」と待っている
- 完璧な人を求めすぎる
- 傷つくのを恐れて心を開かない
- 過去の失敗を引きずりすぎる
時間をかけて育てるもの
信頼関係は時間をかけて築いていくものです。
日々の小さな積み重ねが、
やがて大きな絆になります。
焦らず、諦めずに関係を育てていくことが大切です。
おわりに
信頼できる人がいることで、
人生は驚くほど豊かになります。
職場でどんなに嫌なことがあっても、
「帰る場所がある」と思える安心感。
失敗しても「この人なら分かってくれる」と思える心強さ。
本当の自分でいられる時間と場所。
これらすべてが、深い信頼関係から生まれます。
まずは身近な一人から。
小さな一歩から始めてみてください。
・友人に近況報告の連絡をする
・パートナーへの愛情を言葉で伝える
・誰かの話を最後まで聞いてあげる
信頼関係は、あなた自身の行動から始まります。
あなたの人生に、心から信頼できる人が増えますように🍀



コメント