う~吐きそう。今日も何も減ってないタスクに。
朝起きて、やることリストを見た瞬間の絶望感。
昨日もあんなに頑張ったのに、全然終わってない。
むしろ増えてる。
バイトの準備、部屋の片付け、
役所の手続き、友達への返信……。
わかります。ほんっとうに、わかります。
私も長い間、そんな毎日を送ってきました。
「なんて要領が悪いんだ」って自分を責めたりもしました。
でもね、あるとき要領の良い人に出会って教えてもらったんです。
問題は「やることが多すぎる」じゃなかった。
「急なことばかりに追われて、
本当に大事なことに手をつけられていなかった」
これが、私たちを苦しめている正体だったんです。
なぜ私たちは常にバタバタしているんだろう
毎日「急ぎ」のことに追われていませんか?
シフトの穴埋め、支払い期限ギリギリの請求書、
友達からの急な誘いの返事……
確かにこれらは今すぐ対応しなきゃいけないことです。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
なぜそもそも「急ぎ」になっちゃったんだろう?
私も振り返ってみたら、ほとんどの場合
「もっと前にやっておけば余裕だった」
「ちゃんと準備してれば慌てなかった」ことばかりでした。
つまり、放置した結果が緊急事態になってたんです。
ここで必要なのは、やることを
「急ぎ度」と「大切度」に分けて考えること。
これができると、タスク管理が本当に楽になります。
フランクリンのABCD法則との出会い
あるとき、時間管理や日々大量のタスクを
スムーズにこなしていく(なんか効率がめちゃくちゃよく見える)人から教わったのが、
アメリカのベンジャミン・フランクリンの考え方を基にした
「ABCD法則」という、やることを急ぎ度と大切度で4つに分ける考え方です。
A事項:急ぎだし大事
今すぐやらないと大問題になること。
バイトのシフト(当日)、支払い期限当日の請求書、
体調不良の病院など。避けられないことですね。
B事項:急ぎじゃないけど大事
今すぐやる必要はないけど、長い目で見ると本当に大事なこと。
来月の予定を考える、スキルアップの勉強、
部屋の掃除、友達との関係づくり、健康管理など。
C事項:急ぎだけど大事じゃない
今すぐ対応を求められるけど、あなたの人生にあんまり関係ないこと。
断れない飲み会、どうでもいいLINEの返信、暇な友達の話し相手など。
D事項:急ぎでも大事でもない
本当はやらなくていいこと。
暇つぶし、ダラダラとSNSを見る、
なんとなくYouTubeを見続ける、意味のないネットサーフィンなど。
私の日常で考えてみた
| 分類 | 具体例 |
|---|---|
| A事項 (急ぎだし大事) | ・今日が締切の支払い ・明日のシフトの準備 ・急な体調不良の対応 |
| B事項 (急ぎじゃないけど大事) | ・来月の家計の計画 ・スキルアップの勉強や資格 ・歯医者や健康診断などの定期健診 |
| C事項 (急ぎだけど大事じゃない) | ・興味ない飲み会の誘い ・知り合い程度の人からの相談 ・どうでもいいグループLINEの返信 |
| D事項 (急ぎでも大事でもない) | ・目的なくSNSをスクロール ・なんとなくYouTubeを見続ける ・惰性で見てるテレビ |
B事項を後回しにしてた私
この分類を知ったとき、ハッとしました。
私、B事項をずっと後回しにしてたんです。
「今は忙しいから、落ち着いたらやろう」
「急ぎじゃないし、後でいいや」
そう思って、B事項を放置し続けてた。
でもね、B事項を放置すると、こうなるんです。
B事項を放置する → 問題が悪化する →
A事項に変化する → 緊急の問題に追われる
・「早めの家計チェック」(B事項)を先延ばし → 「支払い遅延で延滞料金」(A事項)
・「大切な人とのマメな連絡」(B事項)を怠る → 「気まずくなった関係の修復」(A事項)
・「ちゃんと寝る」(B事項)を削る → 「体調崩してバイト休む」(A事項)
つまり、A事項に追われる生活は、
B事項をサボってきた結果だったんです。
これに気づいたとき、ちょっと悲しくなりました。
でも同時に、希望も見えました。
だって、B事項に時間を使えば、
A事項は減っていくってことだから。
余裕がある人が教えてくれたこと
周りを見渡してみると、
いつも余裕がある人っていますよね。
私の友達にも、同じくらい忙しいはずなのに、
なぜかいつも落ち着いてる人がいました。
よく観察してみたら、
その人はB事項を優先してたんです。
「来週忙しくなるから、今日のうちに準備しとく」
「疲れる前に休む」
「問題になる前に対処する」
計画的に進めるから緊急事態にならない。
予防するからトラブルが起きない。
だから余裕がある。
これが「余裕のある人」の秘密でした。
時間の使い方を見直してみた
理想的な時間の使い方は、おおよそこんなイメージです。
・B事項:60-70%の時間(最優先)
・A事項:20-25%の時間(避けられないもののみ)
・C事項:5-10%の時間(最小限に)
・D事項:0%の時間(完全に排除)
でも、私の現実はこうでした。
・A事項とC事項:80%
・B事項:20%以下
・D事項:気づかないうちに時間を奪われてる
完全に逆転してたんです。
これじゃあ、やることが減らないのも当然ですよね。
私が実践した3つのこと
じゃあ、どうしたらB事項に時間を使えるようになるのか。
私が実際にやってみて効果があったことを3つ、シェアしますね。
1. B事項に「予約枠」を作る
B事項は急ぎじゃないから、
他のことに押し出されやすいんです。
だから、思い切ってカレンダーやスケジュール帳に
「B事項タイム」を予約することにしました。
※先に確保することが本当に大切!!
「毎週日曜の午前:来週の予定と家計チェック」
「毎日寝る前30分:勉強や読書」
「毎週土曜の午後:部屋の掃除と整理」
最初は「こんなことしてる場合じゃない」って思いました。
目の前にA事項が山積みだったから。
でも、勇気を出して続けてみたら、
2週間後には明らかにA事項が減ってたんです。
2. A事項が起きたら振り返る
A事項が起きたとき、自分を責めるのをやめました。
代わりに、優しく自分に問いかけるようにしました。
「なんでこれがAになっちゃったんだろう?」
「1週間前にB事項として対応してたら、どうだったかな?」
この振り返りが、次からB事項を優先する理由になりました。
自分を責めるためじゃなく、学ぶため。
3. C事項に優しく「NO」を言う
一番難しかったのが、これ。
「急ぎ」って言葉に騙されて、
大事じゃないことに時間を取られてきました。
友達や知り合いからの誘い。
断ったら悪いんじゃないかって、ずっと思ってました。
でも、気づいたんです。C事項に「OK」って言うたびに、
B事項に「無理」って言ってる。
つまり、自分の大切な時間に「NO」って言ってるんだって。
それから、丁寧に、でもはっきり断れるようになりました。
「今週はちょっと忙しくて。また落ち着いたら誘ってね」
「ごめん、その日は予定入ってるんだ」
最初は罪悪感がありました。
でも、自分を大切にすることも必要なんだって、
少しずつ受け入れられるようになりました。
毎日続けている小さな習慣
今でも完璧にできてるわけじゃありません。
でも、これだけは続けてます。
▶週の始まりに30分の計画タイム
「今週のB事項は何?」をリストアップして、
カレンダーに予約します。
これをしないと、
あっという間に1週間がA事項とC事項で埋まっちゃうから。
▶1日の終わりに「1つのB」チェック
「今日、B事項を1つできた?」って確認します。
できてなかったら、「明日は頑張ろう」って思うだけ。自分を責めません。
▶何かやる前に「これは何事項?」って問いかける
この習慣が、私の時間の使い方を少しずつ変えてくれました。
「3ヶ月後の自分は、この時間の使い方に感謝するかな?」
この質問が、今の私を支えてくれてます。
A事項を減らしたければ、B事項を増やそう
最後に、あなたに伝えたいことがあります。
もしあなたが今、やることに押し潰されそうなら。
それはあなたのせいじゃありません。
ダメな人間でも、要領が悪いわけでもありません。
ただ、B事項を後回しにしてきただけ。
それだけなんです。
私もそうでした。
でもね、今日から変えられます。
明日の朝、スケジュール帳を開いて、B事項の時間を予約してみてください。
「計画を立てる時間」
「準備する時間」
「勉強する時間」
「掃除する時間」
最初は勇気がいると思います。
目の前のA事項を放置して、B事項に時間を使うのは、
すごく不安だと思います。
私もそうでした。
でも、2週間続けたら、変化が見えてきました。
A事項が少しずつ減り始めました。
心の中の焦りが、少しずつ減っていきました。
『あなたの人生は、B事項への投資で作られます。』
バタバタする毎日から、ちょっとずつ抜け出していきましょう。
一緒に、未来を作ることに時間を使いませんか?
大丈夫。あなたならできます。
私もまだ途中だけど、一歩ずつ進んでます。
あなたも、自分のペースで、始めてみてくださいね😌🍀



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